
現在、人間に感染するヘルペスウイルスは8種類が確認されていますが、それぞれ単純ヘルペス1型、単純ヘルペス2型、水痘-帯状疱疹ウイルスという名称が一般的に用いられています。感染したウイルスの種類によって症状や再発部位に違いは出てきますが、共通していることもあります。
例えば、初めて感染した後は神経節などに死ぬまで潜み続けることや、繰り返し活性化する可能性があること、人から人へと感染しやすいこと、免疫不全の患者さんには重症化する危険があることなどがあげられます。
口唇ヘルペスを含む単純ヘルペスのウイルスの特徴としては、体のどこにでも感染する可能性があるということです。感染した場所によって口唇ヘルペス、角膜ヘルペス、性器ヘルペス・・・というふうに名前が変わります。初めて感染した後は、知覚神経節の細胞の核の内部に潜伏します。
特に1型は上半身に、2型は下半身に潜伏しやすいことも特徴でしょう。それで再発した場所によって、どちらの方のヘルペスウイルスに感染しているかが大体わかります。しかし最初だけは上半身、下半身の区別なく発症しますので、口唇ヘルペスになったとしても2型のウイルスに感染している可能性もあります。
これまでは1型のウイルスに感染している人は2型のウイルスには感染しにくいといわれていましたが、最近の研究によってそうとも言えないということが分かってきました。それですでに1型に感染しているから、少々性的に羽目を外しても大丈夫だろうと考えるのは危険です。ぜひヘルペスには注意して生活するようにしてください。