
まだ幼少のころに水ぼうそうにかかったりワクチンを接種したりした人は通常は帯状疱疹のウイルスに対する免疫力が出来ますので、発症しにくい体になっていると考えられます。ですから一般的に考えると子供には帯状疱疹は発症しないというのが通説なのですが、実際には15歳以下の子供の約20~30人に1人くらいの割合で子供でも発症しているという報告があります。なぜでしょうか。
調べていきますとこうした子供たちの半数近くに他の病気が見つかりました。例えば、白血病や膠原病、ネフローゼやアトピー性皮膚炎などが原因で帯状疱疹も発症ししまったというケースです。
でも残りの半数の患者さんには特定の病気は見つかりませんでした。別の要素として考えられるのが1歳未満の時期に水ぼうそうに感染してしまうと十分な免疫が作られにくいことが分かってきました。そのせいで子供でも帯状疱疹を発症してしまうことが生じているようです。
なお稀なケースですが、生まれて1年たたないうちに帯状疱疹を発症してしまう赤ちゃんもいます。これはほとんどの場合、母親が妊娠中に水ぼうそうに感染してしまって、そのウイルスが胎盤を経由して赤ちゃんにも感染してしまったということが判明しています。
ですので妊娠初期のお母さんが水ぼうそうにかかってしまうと赤ちゃんも先天性水痘症候群に感染してしまうケースが稀に発生していますので、妊婦の方はくれぐれも水ぼうそうの人に近づいたり接触したりすることの無いように注意してください。